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自主行動基準

目次

大阪よどがわ市民生協 コンプライアンス方針と自主行動基準

大阪よどがわ市民生協は、生協としての社会的責任を自覚し、コンプライアンス経営(法令や倫理を遵守した経営)を推進するために、以下のように「コンプライアンス方針と自主行動基準」を定めました。

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コンプライアンス宣言

大阪よどがわ市民生協は2006年にコンプライアンス宣言を行い、コンプライアンス方針と自主基準を策定し、ハンドブックの配布や教育などのとりくみをすすめてきました。しかし、不正の発生を機に、あらためて、私たちが事業と活動を進めるにあたり、コンプライアンスが大前提であり、一切の不正が許されないことを内部で再確認し、共に事業を進める提携委託先とも共有化を進めています。

 協同組合のアイデンテイティに関するICA声明の中で「生活協同組合は、自助、自己責任、民主主義、平等、公正、そして連帯の価値を基礎とする。それぞれの創設者の伝統を受け継ぎ、協同組合の組合員は、正直、公開、社会的責任、そして他人への配慮という倫理的価値を信条とする。」と述べられています。生協は、社会性・公共性の高い事業を行う組織として、法令遵守はもとより、その社会的責任を自覚しコンプライアンス態勢の整備に取り組むことが求められています。

 大阪よどがわ市民生協は、1977年に有害食品の氾濫や物価高が続く当時の状況の中で、「より良いものをより安く」「よりよき生活と平和のために」という理念を掲げて誕生した消費者の協同組織です。そして40年を経た今日、急激に進む少子高齢化、格差や貧困の拡大、そして地域コミュニティが希薄になりかねない社会に直面し、生協は組合員や地域の多くの人たちと協力して暮らしを少しでも良くしていくことをめざしています。私たち生協で働くものに求められるコンプライアンスは、法令や内部ルール・モラルを遵守することにとどまらず、常に生協の理念を大切にして業務を進めることも大切です。

 生協が不祥事を起こした場合、組合員・消費者・社会からの不信は一般企業以上であることは当然であり、生協におけるコンプライアンスの重要性はまさしく生協の存亡にかかわるものです。

 大阪よどがわ市民生協は、生協の理念を常に大切にし、コンプライアンス方針や自主行動基準を遵守し、法令や内部ルール・モラルを遵守した経営を推進していくことを宣言します。

2017年10月
大阪よどがわ市民生活協同組合
理事長  貫 恒夫

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コンプライアンス方針と自主行動基準

基本姿勢

大阪よどがわ市民生協は、「よりよいくらしと平和のために」事業と運動をすすめる消費者の協同の組織です。全国の生協の仲間や地域諸団体と交流し連帯を強め、組合員の声を第一にした運営をすすめ、平和でくらしやすい地域社会のために貢献することを基本姿勢としています。

私たちは、組合員・地域社会からいっそう信頼され、貢献するために、事業・商品・サービスのあらゆる分野で法令・倫理を遵守して行動します。

以下の基本方針に基づいて「自主行動基準」を策定し、全役職員が基準に基づく行動を推進するとともに、定期的に見直し継続的な改善をすすめます。

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1.消費者・組合員に対する行動基準

組合員の「こえ」を誠実に受け止め、「願い」に応えるくらしに役立つ事業を実現します

《行動基準》

  1. 組合員の「こえ」を誠実に受け止め迅速に対応します。
  2. すべての組合員に公平に接します。
  3. 組合員の「願い」に応えるくらしに役立つ商品の供給や共済・サービスなどを提供し、使いやすい仕組みを実現します。
  4. 組合員、消費者への広報活動は、関連する法規を遵守し、分かりやすく組合員に役に立つ情報提供をすすめます。
  5. 商品の重大な欠陥や事故の防止に努めていきますが、万一問題が発生した場合には、適切な情報開示、万全な対応を行います。
  6. 個人情報の保護、管理を強めます。
  7. 食の安全をはじめ消費者の権利の保全の取り組みをすすめます。

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2.事業経営活動に関する行動基準

法令や内部諸規程に基づく、健全で透明性のある事業経営と機関運営をすすめます

《行動基準》

  1. 法令や規則等に基づく健全な事業経営をすすめ、各事業について正確な報告を行います。
  2. 定款、規約、規則に基づき、機関運営をすすめます。
  3. 総代会や地区別総代会議をはじめ、機関紙やホームページなどで適切で正確な情報開示をすすめます。
  4. 内部監査を開始し、業務、倫理、遵法などの課題に対して自らが監視し、継続的な改善を図ります。
  5. 役員及び幹部職員は、事業経営、機関運営をすすめる重大な責任を自覚し、行動します。

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3.社会に対する行動基準

法令や社会的規範を尊重し、地域社会との関係を大切にします

《行動基準》

  1. 公正な取り引きをすすめ独占禁止法や下請法などに反する可能性のある行為などは行いません。また、業務上知り得た未公開情報などを組合員や他者に提供はしません。
  2. 知的財産権を侵害するコンピュータソフトや出版物の違法コピーを行いません。
  3. 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会勢力や団体に対しては、どのような名目であってもその要求を拒否し、一切の関係を持ちません。
  4. 車両の適切な管理と使用、交通法規の遵守によって、交通事故の防止を図り、いかなる場合でも安全運転を徹底します。
  5. 環境関連法規を遵守するとともに、資源の有効活用、省資源、省エネルギー化等に取り組みます。
  6. 地域諸団体との連携を強め、地域社会が当面する諸問題の解決や組合員の地域での願いの実現に向けて貢献します。

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4.お取引先に対する行動基準

お取引先とのパートナーシップを大切にして公正な取引をすすめ健全な関係を保ちます

《行動基準》

  1. お取引先とパートナーシップを大切にして公正な取引をすすめます。
  2. お取引先に誠実に接するとともに節度ある健全な関係を保ちます。

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5.よりよい職場風土をつくる行動基準

働きやすく、風通しのよい職場風土をつくります

《行動基準》

  1. 一人ひとりの人権を尊重し、性別、出身地、国籍、人種、思想、信条、宗教、障がい等による差別は行いません。
  2. いかなる形でもセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)、パワーハラスメント(職権による人権侵害)は許しません。
  3. 役職員は一人ひとりのプライバシーを守り、個人情報は本来の目的以外に使用しません。
  4. 労働関連法令を遵守し、働きやすい職場運営を行います。また安全で安心して働けるような職場環境をつくります。
  5. 役職員は自己の利益のために地位を利用することは行いません。利益と倫理が相反する場合は、倫理を優先します。
  6. 生協の財産を尊重します。施設・設備は大切に使用し、インターネットや電子メールの私的使用も行いません。
  7. 職員を公平に評価、処遇し、個人の能力を活かせる人事に努めます。

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6.実践と運用

コンプライアンス経営を推進し、行動基準の機能を高めるために推進体制を明確にし、必要に応じた見直し改定や定期的な教育・研修などに取り組みます。