生協からのお知らせ

　2024年1月　新しい年を迎えました

　組合員の願いから始まった、農薬を使わずに栽培するタイ産バナナの産直も昨年30周年を迎えました。大規模なプランテーションではなく、生産者各自が栽培する在来種のホムトンバナナは開発当初は品質や数量が不安定でしたが、組合員の「登録したから必ず届く」ではなく、「必ず買うから無農薬で作ってください」と双方で往来して交流するとりくみを力に今日まで続き、全国の生協へもひろがりました。私が着ている黄色いTシャツは昨年組合員・職員が着て生産者と交流し今後の継続・発展を誓い合った時のものです。

　食料自給率がわずか1％しかない大阪府ですが、豊能町で生産されるヤーコンやなにわ伝統野菜高山真菜を組合員へ紹介しお届けしています。茨木市北部の農地では組合員・役職員が稲作などを体験しています。地元の日本センチュリー交響楽団のみなさんとご一緒に、気軽に親も子も楽しめる手作りのコンサートは今年3年目を迎えます。

　社会に目を向けると「食料危機」「気候危機」「戦争」「少子高齢化」「人と人とのつながりの減少」などの現実があります。よどがわ市民生協は、意見を社会に伝えます。そして、地域の皆さんとご一緒に「ここでくらしてよかった！」を目指します。配送担当者・生協で働く人も商品を学び、食べて、組合員からも聴き、伝えあうことを大事にしてまいります。

　みなさん、今年もご一緒に「笑顔ひろがる豊かなくらし」をめざしてまいりましょう。そして、みなさんのご健康と実り多い年となることを心より祈念し、新年のご挨拶といたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2024年1月1日
大阪よどがわ市民生活協同組合
理事長　貫　恒夫