よどがわ生協

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2023年11月30日お知らせ

<開催報告>発見!体験!つながろう!冷凍しじみイトハラ水産さん学習交流会

生協で取り扱う商品を通じて、生産者・取引先の方々と交流し学び知る機会として、今年度第2回目の学習交流会を開催しました。
今回は「しじみ屋さんの冷凍しじみ」でおなじみイトハラ水産の糸原社長にお越しいただきました。


開催日時:11月21日(火)10~12時
開催場所:摂津市立コミュニティプラザ 調理実習室(+オンライン)
参加人数:会場20人・オンライン10人 合計30人
取引先:株式会社 イトハラ水産


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砂抜き・水洗い不要でそのまま使える冷凍しじみは、宍道湖の大和しじみを真空冷凍した商品です。宍道湖では年間約4,500tのしじみが捕れるそうですが、イトハラ水産では漁師を50人に限定し、指定した漁師の捕ったしじみのみを取り扱い商品化しています(年間約240t)。
また、商品を供給しているのは一部の生協のみ。安定した数量を供給できるようにと、市場には一切出していないそうです。


捕られたしじみは番号札により、いつ、どこで、誰が捕ったものか分かるようトレーサビリティの仕組みが導入されています。漁師の腕によって、しじみが砂をかむ量も変わってくるそうで、それが漁師を50人に指定している所以でもあるとのこと。


漁師の平均年齢は65歳。80代でまだまだ現役の方もおられ、近年20~30代で活躍されている方も増えてきているそうです。しじみ漁の権利は世襲制ということもあり、成り手自体は減ってきていることなども詳しく教えていただきました。


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その他、大和しじみも宍道湖の中で育つ場所により見た目が違うこと(黒っぽいものもあれば、黄土色や茶色のものも)や、しじみのオス・メスの見分け方も教わり、参加者みんな興味津々で話を聞いていました。


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実際のしじみ漁の様子を動画で視聴しました。海底のしじみを掻いて漁獲する道具・鋤簾(じょれん)は、なんと重さ10㎏。しじみ漁は想像以上の重労働であることが伝わってきました。


また、捕られたしじみが工場に入荷してから出荷されるまでの工程についても教わりました。
まず、しじみの選別や鮮度チェックは手作業と目視で行われています。そして、砂抜きの工程では、なるべくしじみに負担をかけずリラックスして砂をはいてもらうため、宍道湖の状況に近い環境を水槽に再現し(特許取得)、12~14時間かけて砂抜きするそうです。


その他、宍道湖を守る活動として、環境保護活動への寄付や植樹活動、清掃活動など幅広く実施されていることを教わりました。


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学習会後半は、実際に冷凍しじみを使った「しじみ汁」の作り方を教わりながら、たくさんの質問が参加者から出されました。
冷凍しじみ1袋に対し、水の量は300~350ccが良いこと(水の量が多すぎると×)、しじみの口が開いてきたら、灰汁を取ること(汚れが出るため)、煮過ぎないことなど、おいしく作るポイントをいくつも教えていただきました。


「自信を持ってお届けする宍道湖のしじみを、余すことなく食べてもらいたい!」「しじみを食べる習慣をつけてほしい!」と、糸原社長の熱い想いがひしひしと伝わる有意義な学習交流会となりました。


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<参加者の声>
●しじみや生産のこと、販売までの想いなど、詳しく知ることができました。これからもっと取り入れたいと思いました。


●糸原さんのしじみへの想い、しっかり伝わってきました。しじみの種類やオス貝メス貝の見分け方など知らないことも多く、また栄養価が高いしじみを冷凍するとより栄養価が増すこと、そして殻のリサイクルの話も興味深く聞くことができました。宍道湖を守る活動をされていること、私たちがしじみを買うことで何かお手伝いできればと思いました。


●知らなかった「しじみ」のことを楽しくお話いだたいて、勉強になりました。目の前で調理いただいて、出汁がたくさん出ていたのにびっくりしました。とても応援したくなるお話でした。ありがとうございました。


★次回、3月中旬に第3回目の学習交流会を実施予定です。お楽しみに!
 (第1回目の生産者・取引先交流会の報告はこちら

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