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バックナンバー:2009年12月

COP15よどがわ生協代表からのレポート~FINAL~

2009年12月23日

■入場制限がスタート

本日(15日)のCOPへのNGOからの参加は7000名、17日は1000名、
オバマさんや温家宝さんが来る17日はなんと90名に絞られるとのこと。
(広い会場に・・・たった90名)、COP史上これまでにないNGOの締め出しで
あるとの声が上がっています。
IDカードを取得するのに、昨日屋外で8時間寒空の下に並んでももらえず、
今日4時間並んでやっともらえたという人もいます。世界からコペンに6万人が
来ていると言われていますが、明日からはIDカード発行中止との情報も。

■「上を向いて歩こう」でアピール

そんな中、今日は入場を許された10名の代表(若者中心メンバー)が会場内で
の30分間アピールタイムで、白くまくんやペンギンの格好で「上を向いて歩こう」を
歌い、歌の間に声を合わせて「Legally Binding!」(拘束力ある合意を)、
「Long Term Finance!」(長期的な資金供給を)、そして「Cut40%!」(2020年
までに(先進国は)温暖化ガスを90年比40%減らせ)の三つをアピール。
メディアからも多く取材を受けたそうです。

■ゴアさんもマータイさんもスピーチ

「Mottainai」を世界に広めたマータイさん、ゴア元アメリカ副大統領も来られ、
スピーチされ、力強いメッセージがありました。

COPの進捗状況は完全に水面下に入り、先進国と途上国が相手の出方を探り
合っているとのこと。

以上でCOPの決着をみないまま帰るのは惜しいですが、デンマークのコペンハーゲンから
よどがわ生協代表として滞在期間も本日までとなりました。
つたない速報はこれで、終わらせていただきます。
ありがとうございました。

COP15よどがわ生協代表からのレポート~NO3~

2009年12月16日

■エコビレッジの見学

13日は朝8:00に出発し、デンマーク郊外にあるエコビレッジを見学しました。
デンマークにはエコビレッジが10あり、エコビレッジとまでいかなくても考え方を
とりいれている住宅は100戸ほどあるそうです。見学に行ったエコビレッジはデン
マーク最大規模のものです。
エコビレッジの明確な定義はなく、年齢・所得の高低に関係なく、環境を考えた
共同生活をする“村”です。住人の一人であるイエテさん(女性)に案内と学習会
の講師をしていただきました。(以下はそのお話)
ここのビレッジは、30エーカーの土地を持ち、農作物を作ったり牛や馬等を飼って
います。
100世帯の住人は高齢者・若者などでグループに分かれています。週3回
(グループによって回数は異なる)一緒に食事をしたり、共同で食事作りや掃除、
廃棄物の処理をおこなっています。ビレッジの真ん中には共同のスペース(古い
民家を活用)があり、自転車や家具の修理などの共同作業(ワークショップ)をします。
現役の世代は外へ働きに出かけてます。

ビレッジが誕生した10年前に、当時の最新技術を取り入れられています。
例えば、ソーラーヒーティング(木材チップや藁を燃やして暖房などのエネルギーにする。
冬用と春夏用があり)、雨水を再利用し洗濯に使用、下水を肥料化するなどです。

ゴミの分別も住民の共同作業の一つで、生ごみは各グループにあるコンポストへ、
大型ごみも電子機器や段ボールなど大小様々な区分でされていました。また着なく
なった衣類などの不用品はリサイクル部屋があり、自由に置いたりもらったりされています。
ソーラー発電は電力会社の買い取ってくれます。太陽熱温水器もあります。建物の屋根と

床下(70センチも!)には貝(ムール貝みたいなもの)が敷き詰められ、断熱効果を高めて
います。
貝を使うのは断熱効果が高いのと、費用が安いという理由でした。

■デンマークの商業施設

デンマークのお店は飲食店を除いて、日曜日は全て17時で営業終了(平日は19時まで)
・・・とは聞いていても、さすがにこのグローバリゼーションの世の中で少しくらい融通がきく
だろうと思っていましたが、デパートや外国資本のお店も例外なく、コペンハーゲンの主要
駅前でも見事に全て17時で閉店しました。あるお店では、COP15で外国人が多いので
17時前から閉店時間をアピールされていたそうです。

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エコビレッジ施設の見学風景

COP15速報! ~NO2~

2009年12月15日

■パレード
ものすごい規模でした。
参加者は警察調べで3万人いたそうですが、出発地点となった広場に後から後から人が
増え続け、大きなデコレーションがいくつもあったため、全体を見渡し「3万人」を
実感することは不可能でした。

当初から暴徒化する人々がいるとの情報もあり、安全第一のためパレードでは先頭を
歩けるよう集会の広場のはずれで位置をキープ。「京都議定書のKYOTOからきた」など
横断幕などでアピールしたので、多くのメディアから注目を浴びていました。
私もメッセージの書かれたハッピをきてアピール。

集会後のパレードは、3万人規模でも重々しくなく自然に行進が出発し、様々な
デコレーションとパフォーマンスがあり、雰囲気はなごやかで、沿道や建物の窓からも
家族連れでたくさん手を振ってくれました。環境だけでなく、平和のアピールも一緒に
されているところが多くありました。
私たちが参加したのはパレードの前方でしたが、後方で過激な行動に出て拘束された
人が約980人いたとのこと。この逮捕者の数の多さをメインにメディアが取り上げたので
「こわい」印象だったかもしれませんが、実際のパレードは楽しく、連帯感にあふれたものでした。

■傍聴したCOPの会議
途上国への支援がテーマで、ケニア、オーストラリア、ペルーの代表などが発言していました。
COP15が開かれている会場は大小様々な会議室があり、私が傍聴したのは2番目に大きい、
数百人規模の会場でした。途上国支援はCOP15の中でも重要なテーマで、傍聴席は途上国
からも多数参加があり満席で立ち見でした。会議は各国政府代表が意見を読み上げる感じで
進められ、討論という感じでありませんでした。

後でCASA(大阪の環境NGO)のスタッフに聞くと、
議題の具体化・討議の進捗状況によって円卓形式・スピーチ形式、どの会場を使うか等の設定が
され、議長が取りまとめていくそうです。

■不名誉な「化石賞」1位を受賞
毎日午後6時にCOP15会場で発表される、環境NGOが選ぶ「本日の化石賞」の第1位を
なんと日本がとってしまいました。この賞は、合意の方向に後ろ向きな国が毎日3カ国選ばれます。
「後ろ向き」と評価された発言をした小沢環境大臣がコペンハーゲンに来るタイミングでの
化石賞は痛烈なメッセージです。以前までは日本は3位以内の常連でしたが、鳩山政権になり
今回のCOP15では一度もなっていませんでしたが・・・。受賞式のセレモニーはパロディ風に
行われ、着物を着た日本人がトロフィーを受け取るなど凝ったものでした。

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組合員理事からのメッセージが書かれたハッピです。

COP15速報!

2009年12月15日

いま、地球の温暖化が加速しています。
それは、人為的な温室効果ガス(主にCO2)の増加が原因であると
言われています。
平均気温が工業化以前(1850年頃)と比べて1.5~2.5℃上昇すると、
動物・植物の約20~30%が絶滅のリスクに直面すると言われています。
2℃未満に抑えなければ人類の生存が脅かされる可能性があり、もうすでに
約0.8℃上昇していると言われる今、待ったなしの対策が迫られています。

そのため、世界の国々が集まり、温室効果ガス削減目標について話し合う
会議が、現在デンマークのコペンハーゲン行われています。
それがCOP(コップ)15です。
 
このCOP15の成功を後押ししようと、世界中から環境団体など様々な
団体・個人が集まり、12月12日には「グローバル・アクション」として一大行動が
開催されました。
日本からも全国の生協や環境団体がこの行動に参加し、会議を見守ります。
また、各国首脳に市民のメッセージを直接伝え、アピールもします。
《よどがわ》も代表を派遣しています。

(COP15って?)

国連気候変動枠組条約第15回締約国会議のこと。
「京都議定書」は、2008年から2012年での温室効果ガス削減について定めました。
COP15は、その京都議定書以降の2013年以降の地球温暖化対策を決定し、
各国の同意を求める会議です。

≪COP15に参加している代表団一員からのレポート≫

昨日までの参加者が4万人に達しています。
これまでのCOP1~14までは各1万人規模でしたので 今回の会議に対する、
世界の注目度合いがうかがえます。
COPの進捗状況は、まだ温室効果ガス削減―20%にも届かず「途上国はいらだちを
みせている」とのこと。大きな課題として温暖化対策の資金の問題があり、金額だけなく、
資金供給を安定的にするための国際税の導入などのシステムや資金を誰が管理するの
か等がネックとなっています。
議論はほとんど進んでおらず、12~13の議論のためのグループがあり、
インフォーマルで水面下で交渉をしているとのこと。11日の夜がヤマ場で、
政府関係者は徹夜になるそうです。
案ができても最終のカギを握っているのがやはりアメリカと中国で、
オバマ大統領と温首相が来てからどれだけ強い拘束力をもった合意ができるかに
かかっています。
会場内外でNGOなどが、ニュースの発行や様々なパフォーマンスでアピールしています。
よどがわ生協も参加するCASAは白クマくん帽子で今日のパレードでもアピールします。


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紀ノ川農協玉ねぎ作り体験(第2回ー11月29日)

2009年12月14日

今回は9月にまいた種から成長した苗を植えかえる作業をおこないました。
畑が11月の大雨の影響でぬかるんでいたため、靴がドロドロになりながら
作業しました。
午後は紀ノ川農協さんのご厚意でみかんの収穫を体験させていただきました。
口に入れるととても甘いみかんにみんな大喜びでした。

≪参加者の声≫
米粒より小さい種が青々ときれいに育っているのを見ると上手に抜けるかな?
と思い、抜くのも慎重になりました。はじめはなかなか抜けず失敗ばかりで、
せっかくここまで育ったのにと悲しくなりました。ちょうどいい大きさに育った苗を
選ぶのもとても難しく考え込んでしまうほどでした。定植作業に入っても「これで
大丈夫かな・・・?」と、とても不安で次回畑に向ったら私の植えた所だけ枯れて
しまっているのではと心配です。今回は靴がドロドロになり途中で定植作業を
断念しましたが、次回は長靴で気合いを入れたいと思っています。
不安と心配は残りましたが、「行きたくない!」と言い続けていた息子の畑に
着くなり、楽しそうに一生懸命作業している姿を思い出したらそんな不安も
吹っ飛んでしまいました。  

9月に汗だくで種まきしてからもう2ヵ月です。青々とした玉ねぎの赤ちゃん(?)
いとおしくなりました。
しかし元気に育ち根をしっかりはっているので苗を抜くのもひと苦労でした。
どろんこに足をとられて思うように畝を完成することができなかったのが
とても残念でしたが、とても充実した定植体験でした。
ともすれば安い野菜(他のものでも)にとびつきがちですが、この苦労を
年中無休で続けてこそ、安全・安心の野菜が私達の口に入るということ
もっと学んでいかねば・・・と心から思う1日でした。「みかん狩り」も参加
したものだけが味わえた至福の時間でした。おいしくてほっぺが落ちそう
でしたよ!
次回草取りも今からワクワク楽しみに待ってま~す

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(第1回目に種をまいた畑です。こんなに芽が出ていました)

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(玉ネギを大きくする為に他の畑へ定植しました)

舞鶴平和バスツアー(11月18日)

2009年12月03日

今回バスツアーの講師・橋本さんの案内で、最初に晴天であれば舞鶴湾の
全景が見えると言う五老ヶ岳展望台に登りましたが、激しい雨で何も見えず、
残念ながら次の見学先の「引き揚げ記念館」へと向かいました。

戦後生まれの私たちには「引き揚げ」という言葉は、すでに死語になりつつあ
りますが、64年前の終戦後には中国や昔のソ連などに取り残されたたくさんの
日本人が、ここ舞鶴港に引揚者として帰国された所です。それは13年間も続い
たそうです。
館内では、シベリア収容所の抑留生活の実物大の模型や、数船の引き上げ船の
模型などを皆さん熱心に見学されていました。

昼食後は、舞鶴湾めぐり遊覧船に乗り、現在の舞鶴の風景を海から眺めました。
舞鶴は現在、海上自衛隊の基地でもあるので、イージス艦や護衛艦なども見る
ことができました。その中で橋本さんが言われた「ここ東舞鶴は戦後も戦争準備で
成り立っている街です」といわれた言葉が重く心に残りました。

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「消しゴムはんこ講習会」(11月27日)

2009年12月02日

今回は特に若い組合員の参加が多く、応募用紙にも「以前からやってみたかった
から絶対当選させて!」と書いてくる方がいるほど関心の高さがうかがえました。

そのせいか講師の方も「いろんなところで教えていますが、今日はどの方も
『講習を受けたい!』という熱意が伝わりとても上手です。」とおっしゃるほど。
参加者は講師の説明を受けながら、それぞれ2~3種類のはんこを作りました。

ちなみに講師の中村昭子さんは、京都・知恩寺や賀茂川の「手作り市」に出店され
たりしている20代の方。
さすが若い組合員さんの気持ちをつかむのは上手で、参加者の作品をハガキに
押すときも「1コだけ押すのではなく、連続で押したり、消しゴムの切れ端も捨てないで
利用すると面白いですヨ」の中村さんの話にみんな感心することしきりでした。

参加者からは「『応用編』もやってほしい」との希望もだされるほど大好評でした。

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