よどがわ生協トップ > 活動報告ブログ > 生協全体の活動 > ヒロシマ・ピースツアー(8/5~8/6)開催報告

みんなで取り組んでいます 生協全体の活動

ヒロシマ・ピースツアー(8/5~8/6)開催報告

2018年08月24日

8月5日(日)~6日(月)に、組合員11人(内訳:大人7人、子ども4人[小学1年~小学3年])と事務局3人の計14名で出発しました。

<8月5日(日)>
日本生協連主催ピースアクションに参加しました。メインテーマは「ヒロシマの心を次世代のあなたへ ~知って、感じて、動き出そう~」です。
はじめに「アニメと被爆の証言」企画に参加し、よどがわ市民生協の元理事である矢野美耶古さんから被爆の証言をお聞きしました。

73年前の8月6日、矢野さん(当時14歳)は体調不良で学校を休んでおり、爆心地から約4㎞離れた自宅にいました。学校は爆心地から近くにあったため、登校していた生徒・教師は亡くなりました。
矢野さんは遺族から「なぜ真面目に登校していた子が亡くなり、不真面目な子が生き残ったのか」「非国民」と言われ、生きていることが恥ずかしく、何度も死ぬことを考えたそうです。
原爆当時の辛い経験を乗り越え、語り部を通して、平和な世界になることを信じて、矢野さんはお話をされていました。

午後からは、全国の生協組合員が一同に会する「虹のひろば」に参加しました。
オープニングは、原爆による壊滅的な状況の中で奇跡的に焼け残った「被爆ピアノ」を用いた演奏から始まりました。日本被団協代表理事の箕牧智之さんからは、原爆が落とされた時(当時3歳)の話をしていただき、「核兵器廃絶という約15万人の被爆者の願いを実現したい」と平和への想いを話されていました。
ステージ上では、広島県立福山工業高校計算技術研究部による被ばく前後の広島市を再現したVR映像の紹介がありました。学生達からは「人々の生活がそこにありました。それを一瞬で無くした原爆の怖さをこの映像を通じて感じてほしい」と想いが語られました。

次に、広島市立基町高校の生徒が制作した「原爆の絵」の紹介がありました。この絵は被爆者の方から何度も聞き取り、約2年がかりで描かれたものです。生徒達は「何度も何度も描き直しました。描いている時もとても辛かったです」「この炎はただの炎ではなく、何万人もの命を奪った炎」と話され、その迫力に圧倒されました。絵を描こうとしたきっかけを聞くと、「若い世代の自分たちが核兵器の恐ろしさや被爆者の平和への想いを継承しなければならないと思うからです」と答えてくれました。展示会では、子どもや孫に説明をしながら見学をしている参加者の姿が見られました。

虹のひろば終了後、広島平和記念資料館へ向かいました。
資料館には、爆心地から半径2.5キロメートルの市街地を、被爆前と被爆後の航空写真を基にCGで再現した映像や遺留品の数々が展示されていました。
焼け焦げた三輪車、溶けたガラス瓶、原爆投下直後の写真など、当時の悲惨さと核兵器の脅威を学びました。参加者は、じっと静かに展示物を眺めていました。

<8月6日(月)>
2日目8時から平和祈念式典に参加しました。平和記念公園には海外からも多くの方が集まられており、会場では原爆が投下された8時15分から1分間黙祷を行い、平和への祈りを捧げました。式典は複数のモニターからも見ることができ、1つのモニターに100人以上が集まっていました。広島市長からの挨拶では「核による抑止は不安定で危険なこと」「数少ない被爆者の声を聴くべき」と発言をされていました。

式典終了後、東京から式典に出席していた小・中学生たちがよどがわ生協の参加者にインタビューをしにきました。インタビューの中で「いま世界は平和だと思いますか?」という質問があり、参加者からは「日本は戦争がなく平和ですが、世界に目を向けると内戦が続き、平和でない国も多くあります。自分から平和について学び、知ることが大切なので、今している活動を続け平和についての学習を進めてください」と答えていました。

10時から日本生協連の碑めぐり(フィールドワーク)に参加しました。被爆者の遺骨が集められた「原爆供養塔」、原爆犠牲者の霊を雨露から守りたいという気持ちで作られた「原爆死没者慰霊碑」「原爆の子の像」などを見て回り、熱心に聞いている参加者の様子が見られました。
「原爆の子の像」の周りには世界中から集められた千羽鶴が捧げられています。よどがわ生協からも組合員から寄せられた2つの千羽鶴を平和への願いを込めて捧げました。

午後からは、爆心地から約3.7㎞離れた「江波山気象館」を見学しました。当時の気象図や黒い雨の降雨時間などを記した当時の資料を見ました。 お子さんも興味津々に資料や展示物を眺めていました。この気象館は、原爆の爆風(秒速700メートル)により窓ガラスが割れ、今でも館内の壁にガラス片が突き刺さっています。 参加者は驚いた様子でガラス片をじっと見ていました。

<参加者感想>
・虹のひろばでは、被爆ピアノでの演奏や、被爆者の話を絵画にした高校生の取り組みに感銘を受けました(すぐれた調律師によって、美しい音色を取り戻したピアノと、日常生活を取り戻した被爆者の健康ということが重なりました)。

・被爆者の矢野さんからのお話しで、「戦争が始まると校舎が兵舎へ」「熱線で皮膚がボロボロ」「(被爆者が足にしがみついて)お水をください」など生々しいお話を聞き、被爆の恐ろしさが心にズシンと落ちました。「誰が何のために戦争をするのか」の言葉も印象に残っています。
平和祈念式ではテレビでは味わえない雰囲気を感じました。小学生・中学生などの参加が多いのが心強くうれしかったです。この子たちに平和のバトンが渡せたらいいなぁと思いました。「平和」の大切さや命の尊さ、戦争の悲惨さを周りの人たちに少しずつでも伝えていけたらいいなと実感したピースツアーでした。

・73年前は同じ場所で同じ8時15分なのに、火傷や怪我で苦悩の日々が数十年続いた人もいたのだということに改めて気付き、戦争や原爆のない世界にしていかなければならないと、強く思いました。

・1日目の矢野さんのお話を聞いて、むかしの広島はせんそうをして、多くの人が亡くなったということがわかりました。かなしかったです。(9歳)

・わたしが一番いんしょうにのこったのは、多くの人がなくなったことです。せんそうがなく、げんばくがおちなかったらこんな多くの人がなくならなくてへいわな町だったのになと思いました。今も、一万発ぐらいのかくへいきがあるから、はやくなくしたいなと思いました。(9歳)

「ヒロシマ・ピースツアー」を通じ、被爆者の平和への想い・核兵器の恐ろしさを痛感しました。参加者の中に小学生のお子さんが4人いましたが、世代を超えて平和について考える貴重な2日間となりました。
よどがわ生協では引き続き平和に向けての活動に取り組んでいきますので、多くのご参加をお待ちしております。

よどがわさん イメージ

2018年8月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー