
サバイバルクッキング ~もし、ガス・水道が止まったら・・・~
2019年02月19日
昨年は大阪北部地震や台風21号などで、北摂地域で停電や断水などの被害が出ました。
また、南海トラフ地震は高い確率で起こると予想されています。
「いざという時どのような備えが必要?」 「ライフラインが寸断された時、あったかい食事をどう確保する?」
自然災害は私たち人類にとって最大の環境破壊。今一度考えるきっかけになれば・・・という想いから
今回はガスも電気も止まっている災害時の状況を仮定し、ポリ袋を使った食事作りを体験しました。
(主催:環境グループ 2月13日(水) 参加:21人)
まずは<春キャベツの即席漬け>。きざんだ春キャベツと塩昆布をポリ袋に入れてもみます。
ちょっと置いておいておくだけで・・・良い感じになじんでいます(^^)
春キャベツは細かくきざむより存在感が出る大きさの方が、食べごたえがありましたよ。
お次は<チキンライス>。お米0.5合と水120mlをポリ袋に入れ、約30分浸水させます。
お米はとがなくてOK。今回は無洗米を使いました。
そこに、やきとりの缶詰を1缶とケチャップを少々加えてよく混ぜ合わせます。
ポリ袋がやぶれないように注意しながら・・・
袋の空気を抜いて、一番上で固く結びます。こんな感じで。
お鍋に水を沸騰させ、グラっときたところで弱火にしポリ袋を投入。
これで30分程茹でると完成です。 とっても簡単!お味が気になりますね・・・!
次にこちらは<茶わん蒸し>です。 水150ccにうどんスープ3gと卵1個を入れ、具材は三つ葉と花ふを入れました。
泡が立たないように、そしてこちらもポリ袋がやぶれないよう気をつけながら混ぜていきます。
袋の空気を抜き、上で固く結んでお湯の中へ。
こちらは15分で完成です。 ダシにうどんスープを使うとは・・・途中から良いニオイが漂っていました(^^)
災害時には甘いものも食べたくなるよね・・・ということで<白玉だんご>も作りました。
白玉粉100gに絹豆腐150gを入れて混ぜ、茹でるだけ。
(今回は3個パックの絹豆腐を1パック使用しました)
すべて完成したものがコチラ♪ 新聞紙で作ったハコをお皿替わりにしています。これもアイデアです。
ポリ袋の上をハサミでちょきんと切り開き、いただきました(^_^)
混ぜ方やお湯加減によって多少差は出たものの・・・余熱で火も通るし、災害時なら十分!な出来ばえです。
お味もおいしく、こんなあったかいおいしいものが被災時に食べられたらほっこりするだろうな~
今回をきっかけに、色々と考えていざという時に備えてもらえたら良いですね。
カセットコンロは常備をオススメします。
今回使ったのはコープのキッチン用ポリ袋。『高密度ポリエチレン製』がポイントです。
覚えておいてくださいね(^o^)
そしてこちらは、開始前に委員さんが準備し保温していたお茶。新聞紙にくるんでおくだけで、
1時間半程経ったやかんもまだあったかでした。これもアイデアですね。
光熱費節約の保温調理、野菜を無駄なく使いきるなど、環境にやさしくできることがたくさんあるな~と
気づかされました。
環境グループでは、親子で環境のことを考え不用品でリサイクルのおもちゃ作りや、エコクッキングなどの企画をおこなっています。
いつまでも健康で、環境にやさしい暮らしを!みなさんも考えてみてはいかがでしょうか?
「情報としてはテレビや新聞等でよく見ますが、実際にやってみたことはありませんでした。今日は大変貴重な体験をさせていただきました。自宅でも子どもとやってみようと思います」
「お米を浸水させて湯せんするだけで食べられることに驚きました。白玉だんごもおいしかったです」
「いろいろ展開していけそうなヒントをいただけました。野外活動時にもぜひ試してみたいと思います」
「こんなに手軽に調理できるとは思いませんでした」